園での生活を見てみよう!

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園長だより「赤ちゃん学校へ行こう!!」

 雲雀丘学園中高等学校の家庭科の授業の一環で、未就園児(0歳~4歳)のお子さまがいらっしゃる保護者の方を高校にお招きして、高校2年生の生徒さんと交流する機会をもちます。

 高校生の子どもたちが、きょうだいとして接する機会がある子もいるかもしれませんが、ほとんどの生徒さんたちにとっては、なかなか体験できない貴重な機会であると思われます。

 数年前から、雲雀丘学園高等学校より依頼を受け、未就園児のお子さまがいらっしゃる保護者の方に呼びかけており、BABYスクールやひよこ組、在園児の保護者などが参加されています。

 今回、初めて覗きに行かせていただいたのですが、双方にとってとてもいい機会になっているんだなと見ていて思いました。

高校の授業で、赤ちゃんの成長を学ぶ中で〇ケ月からハイハイをはじめて、〇ケ月からはつかまり立ちをして・・・・と教科書上では、勉強するのですが、実際に目で見るのとは全然違います。

また、抱っこさせてもらったり、あやすなどの実体験ができるのも魅力の一つではありますが、何よりこの少子化の中で、赤ちゃんって可愛い!!と身近に感じ、自身が母親・父親になることへのハードルを少しでも下げられたら・・・ということも、一つの理由であると思います。

 そして、日々 子育てで奮闘されている保護者にとっては、「かわいいですね!」「子育てって凄いですね」など、当たり前に過ごす時間を、誰かに褒められたり、我が子を可愛い!と言ってもらえること自体が、とっても励みになり、誇らしく思える機会になると思いますし、今までの子育てを振り返るきっかけにもなっているようです。

 で、何より高校生の多感なこの時期に、子育てを頑張るお父さん・お母さんを見て、自分がこんな風に育てられたんだと自身を投影することで、親への感謝の気持ちに繋がっていく機会となればというねらいもあるようです。

 そんな様々な想いのつまった授業は、どうしてこの授業が始まったのかのビデオから始まり、お母さん・お父さんたちへの率直な質問など、アッと言う間に終了しました。

最後にお父さま・お母さまからのコメント。

「僕が一人で病院に連れて行った際ミルクを忘れてしまい、こんな日に限っていつもより待つ時間が長く、凄く泣かれてしまって・・・・なんで男って母乳がでぇへんのやろ・・・と、ホンマに思いました。でも、男の人は授乳以外は、全てできます!!!」と本園のDADDYが熱弁してくれていました。さすが3人の子育て中だけあって、頼もしい限りです(*^-^*)

 その話を聞いたお母さまは、「今の言葉を我が家の旦那さんに聞かせたかった・・、動画で撮っておきたかった(笑)。でも、旦那さんに抱っこしてもらえるだけでも嬉しいですし、できることをしてもらえたらいいと思います」

「お腹に宿せるのは、女性の特権!本当に大変なんだけど、本当に可愛いので!!」

「授かること自体が奇跡。妊婦の時には、お腹をポンと蹴られるなど神秘的な経験もしました。可愛い愛おしいと同時に一人の命を生み出した責任感も芽生えた。自身も子育てを通して人としてすごく成長できたと感じます。」

などなど、とっても重みのある言葉を熱心に聞いていた高校生。

最後の高校生からの挨拶では、「自分が結婚し、子どもができたら授乳以外は全部します!!と宣言してくれた男子高校生!

頼もしい言葉!!未来は明るい!!??

  参加した保護者からの感想は、「雲雀の高校生って素敵ですね。」「若いお兄さん・お姉さんにあそんでもらって、嬉しそうでした!」「自分の後輩にこんな話ができる機会があるなんて、卒業生として嬉しい限りです。でも、なんだか凄く大人な質問をされて、今時の高校生って凄いなって感動しました。」などなど。

このような機会が、学園小学校や学園中高校に興味をもってもらえるきっかけになっているんだなと改めて感じました。

幼稚園・小学校・中高等学校まである、雲雀丘学園ならでは!!の話だなと改めて感じた時間でした。

 ご協力いただいた保護者のみなさま、ありがとうございました(*'▽')