園での生活を見てみよう!

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園長だより「各学年の参観日が終わりました」

11月というのに日差しはもちろん、気温も高くなかなか気候が落ち着かない日々が続き、子どもたちも体調を崩しがちです。

せっかくの「秋」この時期しかないどんぐりや色づく葉っぱの変化など自然のプレゼントを堪能し、目で見る、匂いをかぐ、味わうなど、五感を存分に使ってほしいと思います。

今週は、それぞれの学年の参観日、晴天に恵まれ無事に終了しました。

ご家族がたくさんいらしてくださり、子どもたちもとっても喜んでいました(^^♪

もちろん、いつも通りの子もいれば、いつもと真逆でご家族がいるのでなんにも参加しない!!とお顔に書いてある子も(笑)

運動会後にぐ~んと成長した子どもたち。年少ではお当番活動も始まったり、年中・年長ともいろんなことに意欲的に取り組めるようになってきています。集団あそびも広がったり、今はお店やさんごっこの作品つくり、園庭の砂場でもお店やさんが展開されたりと楽しんでいます。気候のいいこの時期にしっかり遊びこんでほしいと思います

 

 先日、「教育評論家 親野 智可等」の講演会に参加させていただきました。内容は、「激動の時代を生きていく子どもたち~幼稚園のときに何が本当に大切なのか?~」です。

全ていいお話でしたが特に印象に残ったお話を紹介しますね。

「片付けができない。朝型・夜型。ネコ派・犬派。」など、これらはすべて生まれつきという話。

親野先生によると・・・

人様に迷惑をかけるから、小さいうちからしつけを・・・と昔から言われていますが、実は生まれつきのものなので、言い続けたところで、まず変わらないとのこと、むしろ大人になってからの方がモチベーションをもてるので、変われるのだそうです。

例えば、朝起きるのが苦手だったけれど、社会人として働くようになり責任をもち仕事が左右されるとなると、朝起きられるようになった。

「生まれつき」ということは、その子のせいでも、親のせいでもなく、それがその子のありのままなのだということ。

とは、いっても、片付けないと気になりますし、ついつい〇〇しなさい!とか、言ってしまいますよね。

でも、その子を正そうとしても、その子の意思がない限り気持ちは動かないもの。

「〇〇しなさい!」って言われると決まって「今しようと思ってた!」とか、不穏な空気が流れますよね。

でも、言う側も叱らなくてもいい工夫(言葉の工夫と方法の工夫)が必要だそうです。

例えば、「お片付け、綺麗にできるもんね!」と先に肯定的にほめるとか、「お片付け競争しよっか、よーいドン!!」とか、片付けが楽しくなうような入れ物を作るとか。

みなさん、きっと頭ではわかっているはず。ですが、子どもを前にするとついつい・・・ですよね。

大人側の工夫で、なんともならなければ「諦める」ことが肝心らしいです(笑)

…子育てに正解はありませんし、葛藤だらけの毎日かと思いますが、その子はその子でしかありません。

その存在自体が愛おしいはず。

今日も、天使のような寝顔を見て、「親の欲」をリセットして明日を迎えてくださいね。