先日、幼稚園で4歳児がブドウを喉に詰まらせ、死亡してしまったという痛ましい事故が起こりました。
そのニュースを見て、他人事ではないと改めて怖く思いました。
今回はブドウでしたが、トマトでも何でも可能性はゼロではないと思います。ご家庭によっては、半分に切る、皮をつけたまま、丸ごとなど、提供方法も食べ方も違うと思います。
昨日、子どもたちに「よく噛んで食べましょう。」と各クラスで話をしました。給食では、みんなが同じものを食べ、家庭では見たことがないような食材や調理方法で提供されることもあるでしょうし、大きさも家庭とは異なります。もちろん、幼稚園に限らず、誤嚥は外食先や家庭でもあり得る話です。
しっかり噛むことは、喉に詰まらせる危険以外にも話をする時に口や舌がうまく連動して動き、さまざまな音を出し、ことばの発達につながるため大切だといわれています。また、足底が床についていないと、噛む力は15%低下するそうです。
この機会に食べる姿勢、しっかり噛むこと、また喉にものがつまった時の周りの人への伝え方(手でテーブルを叩くなど)や、その対処方(腹部突き上げ法、背部叩打法)など、確認しておくことも必要だと思います。是非、一度ご家庭でも話し合ってみてください。
園長 大冨 亜紀