園での生活を見てみよう!

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夏に鍛える!(園長)

昨日の高校野球大阪大会の決勝戦。府立の大冠高校が春の選抜大会優勝校である大阪桐蔭学園高校に最後まで食らいついた(否、勝つチャンスが十分にあった)好試合でした。下馬評では圧倒的に大阪桐蔭学園の優勝であったでしょう。私も何回まで持つかなあと思っていましたが、先制し序盤に主導権を握ったのは大冠高校でした。大阪桐蔭学園が徐々に反撃し、逆転し、8回にはダメ押しと思われる4点を追加して、6点差で大冠高校の最後の攻撃を迎えました。ところがすんなりとは終わりません。あと一本の長打で同点というところまで追いつめましたが、残念ながら2点差で力尽きました。結果は10対8でしたが大味な試合ではなく、序盤・中盤・終盤と緊張感のある力の拮抗した本当に良い試合でした。きっと勝者も敗者もなく、両校選手たち全員が「自分たちはやれる!持っている力を100%出しきることができる!」と自信をもってプレーしていたからこそ、このような好試合になったのだと思います。
どのようにして選手たちはこんなに強い自信を持つことができたのでしょう。当たり前の話になってしまいますが、練習しかないと思います。苦しい練習、いろんな失敗、失いかける自信、そうしたものに対して「なにくそ!」と立ち向かい、技術を身につけるだけでなく強い精神力をもつけてきたのだと思います。大相撲横綱の白鵬関が単調な稽古である四股やすり足、てっぽうを入門の時からずっと横綱になっても人一倍時間をかけてやっているそうです。汗びっしょりで「俺はここまでやってるぞ」という横綱の表情のなかに揺るがぬ強い自信が見てとれました。
幼稚園では夏休みの入り口で年長の宿泊保育を行いました。子どもたちにとっては待ちきれないほどの楽しみであったとともに、親と離れて過ごす2日間、特に夜のことを考えると頼りなく不安な気持ちも一杯だったと思います。人生今までの中で一番ストレスの強かったイベントかもしれません。親も「失敗しないかな」と心配されたことでしょう。しかしストレスに打ち克つことでしか成長できません。ストレスも何もない人生などはあり得ません。まだまだ長い夏休みです。楽しみの要素を入れながら、高いハードルにチャレンジすること!私も冷房に当たってばかりいないで自分を鍛えようと改めて思った高校野球でした。
写真は夏休みに、野外英語レッスンを幼稚園のかいじゅう公園や畑で楽しむ小学校1年生と、預かり保育で異年齢の水遊びに興じ、お昼のお弁当を楽しむ園児たちです。